父の仕事で多額の負債

わたしが借金返済に追われたのは、大学2年生の時でした。

父は自営業を営んでいたのですが、経営がおもわしくなく500万円程の借金を作り倒産してしまいました。 わたしたちの家族構成は、父、母、わたし、妹の4人です。

父は体調を崩し気味だったので、わたしと母で借金の返済を行う事になりました。 大学を休学して、朝からパチンコ店のアルバイト、夕方からは居酒屋で働きました。 パチンコ店は週6日、居酒屋は週5日ほど働き、手取りの金額は22万円くらいでした。

母は弁当屋さんのパートを行っていて、一週間フルタイムで働き、手取り16万円でくらいを貰っていました。 そこから生活費などを除き、毎月15万円くらい返済に充てていました。

当時、中学三年生だった妹も高校に進学せず働くと言ってくれたのですが、将来的な事もあるので、高校だけは卒業してほしいと説得しました。 代わりに妹は受験勉強もあるのに、家事を率先してくれました。

借金返済で家族の絆が深まった

そんな生活が半年ほど続き、父も体調が回復した為、親戚の会社で働くことが出来ました。 手取りは20万円もなかったですが、わたしたち家族にとってはとても大きなお金でした。

借金は利息も大きくなかなか、返済が大変でしたが、母方の親戚が、一括で借金を肩代わりしてくれました。 返済は元金だけで良くなった為、わたしは大学に復学し、アルバイトを続けながら、毎月5万円程返済に充てていました。

なんやかんやで借金は2年超で返済することが出来ました。 大変でしたが、家族の絆がより深まったと思います。